野口エッセイコンテスト
表彰式野口エッセイコンテスト表彰式を開催しました。
野口エッセイコンテスト
表彰式を開催しました。
2021年4月6日(火)、野口エッセイコンテスト表彰式をオンラインにて開催いたしました。当日は、受賞者や審査員など、計26名の方にご参加いただきました。
当日の模様
挨拶
写真下)佐藤 隆美先生
コンテストの開催にあたって、米国財団法人野口医学研究所 理事長 佐野 潔、米国財団法人 野口医学研究所 評議員会 会長 佐藤 隆美より、挨拶をさせて頂きました。
表彰
優秀賞受賞者
作品名『夢のつづき』
この度は、栄えある優秀賞に選出していただき、誠にありがとうございます。
治らない病気を一つでも減らし、誰かの未来をつくりたい。そんな大きくて漠然とした夢を、多くの方が応援してくださったことに、ただただ驚いております。具体的な将来のビジョンが見えず不安に思うこともありましたが、自分自身が医療の道を目指した時の気持ちを思い出すことができました。たくさんの方に支えて頂ける環境に感謝し、今後もより一層精進してまいりたいと思います。
作品名『今までの10年とこれからの10年』
優秀賞に選んで頂き、ありがとうございます。
エッセイを通じて亡き旦那と向かい合うことができ、晴れ晴れした気持ちになることができました。エッセイには書けなかったのですが、医学部入学後に再婚し、息子も生まれました。今も昔もとっても幸せな人生を送らせて頂いています。
元気に強気に勝気に生きることがモットーですので、今後も貪欲に勉強していきたいと思います。
作品名『生きているということ』
この度は素晴らしい賞をありがとうございます。今までは自分に自信がなく、好きなことややりたいことを周りに言えずにいましたが、今回自分の好きなことを詰め込んだ文章で賞を頂き、少し自信が持てました。エッセイを書くことを通じて、これまでの私の人生が出会いに恵まれていたと気づき、コロナにより新たな出会いがあったことも実感しました。これからは、自分の夢に向かって進むとともに、周りの人が私にしてくれたように私も夢を与えられるような生き方をしたいです。
特別賞受賞者
作品名『あれから10年、そして10年』
この度は、特別賞に選出いただきありがとうございます。 私は10年前の東日本大震災と原発事故を経験し、そこから感じたことを題材にしました。悩んできた自分の気持ちを整理する目的もかねてこのコンテストに応募させていただきました。文章をあまり書いたことがないので不安でしたが、賞を頂くことができ嬉しさと驚きでいっぱいです。10年後の夢に向かってこれからも精進していきます。審査員の皆様、ご精読頂きありがとうございました。
作品名『凍った世界にイノベーションを』
今回、特別賞として表彰いただき、大変光栄に思います。2021年は、「挑戦」の年にしようと心に決めていました。偶然野口エッセイコンテストの存在を知り、コンテストへの応募が、今年初めての挑戦となりました。書き始めてみると、自分が中高生の頃に抱いていたもどかしさや、大学に入って感じた期待と違和感など、言葉にならずに自分の中に蓄積し続けていたものが綺麗に整理されました。同時に将来像について自らの正直な声に耳を傾ける良い機会となり、目指すものがよりクリアに見え、確固たる決意へと昇華させられました。この度は本当にありがとうございました。
作品名『新型コロナウィルスを機に世界中に医療を』
この度は特別賞をいただき光栄に存じます。
私の将来の夢は、世界中の全ての人が必要な医療を受けられるようにすることです。その実現の為に、発展途上の国々の医療従事者を育成するという側面から貢献したいと考えています。この大きな目標を達成するためには多くの困難があると思います。しかし、これからの10年で日米で学びを深め、様々な経験をし、多岐にわたる分野の人々の理解と協力を得ながら、生涯をかけて達成していきたいと思います。ありがとうございました。
作品名『「苦手だらけ」のわたしだからこそ』
コロナウイルスによって、学びにくいという場面もありましたが、その一方でコロナ禍でしか学べないことも多くありました。このコンテストを通して応援してくださる人や、同じように努力する学生の存在を知ることができました。ありがとうございます。
作品名『祖父の教えは「イショクドウゲン」』
この度はこのような素晴らしい賞を頂くことができて大変喜ばしく思っております。
私は、「医食同源」という祖父の言葉から、健康と食事の関係性や、生活習慣病に興味をもち、近年増加の一途をたどる生活習慣病患者数を、食生活の改善で減らしていきたいと思っています。
まだまだ知識も技術も乏しい私ですが、勉強はもちろん、様々な活動に積極的に参加し、人間的にも医師としても一人前になれるよう人一倍努力して参ります。この度は誠にありがとうございました。
作品名『地域に根差し、心に寄り添える医師に』
この度はこのような素晴らしい賞を頂き、大変光栄に思います。
自分の経験をもとに思い描いている未来を綴らせていただいたので、受賞の喜びと同時に過去の自分を認めていただけたような安堵も感じております。
このように多くの方々が応援し、支援してくださっていることが大変心強く、目標に向かって努力する活力を得ることができました。頂いた御恩に報いることができるよう一所懸命勉学に励み、必ずや多くの人の心に寄り添える医師になります。
作品名『世界を平和にするために』
何者でもなく、特になんの才能があるわけでもない私にとって、このエッセイに込めた夢はとても壮大で、具体的にいつ叶えられるかもわかりません。しかしそんな夢に対して、この賞を頂けたことが自分にとっての最大のエールだと感じています。人生に起こる全てのことに意味があると思っています。背中を押して頂いた以上、いつか必ず実現できるようにこの先も歩みを止めることなく前に進んでいきます。関わって頂いた全ての方々、本当にありがとうございました。
作品名『夢のスタートライン』
この度は名誉ある賞を頂戴し、大変光栄に思います。
今回のエッセイテーマは「― 夢 ― 10年後、あなたが成し遂げていること」ということで私は自分の夢とそれを実現するためにはどうしたら良いか、を考えながら書かせていただきました。このコンテストを通して将来の計画をもう一度見つめ直すことができ、参加して本当によかったと身に染みて感じております。
このような素晴らしい機会を下さった、米国財団法人野口医学研究所の方々、並びにクラウドファンディングを通して私たち、夢を追い続ける医学生を支援してくださった方々に心から感謝を申しあげます。今後とも自身のエッセイに恥じぬよう、またエッセイ以上の活躍をすべく研鑽を積んでいきたいと思っております。
作品名『「ぬちぐすい」となる街へ』
この度は、特別賞を頂きまして、大変光栄に思います。
タイトルにある「ぬちぐすい」とは、沖縄の言葉で「命の薬」という意味です。住んでいるだけで健康になり、そして幸せになる街づくりを沖縄で実現したいという夢を綴りました。
沖縄は日本でも突出した課題先進地域であり、貧困、教育、雇用、健康、政治など多くの問題が複雑に絡みあって存在しています。健康問題1つをとっても、医療のみでは解決し得ず、さまざまな分野からアプローチする必要があるため、決して1人で解決できるものではありません。
本エッセイを通して、沖縄の健康格差問題について皆さんに知っていただき、心に留めていただけると大変嬉しく思います。
ありがとうございました。
作品名『伝えたいこと』
今回、野口エッセイコンテスト特別賞を頂きとても光栄に思います。エッセイを書くにあたり、改めて将来目指すべき姿や、夢に向かう志を再確認する良い機会となりました。これからも、応援してくれる家族や共に夢へ向かう友人など、沢山の方々への感謝の気持ちを忘れず、努力していきたいと思います。この度は本当に、ありがとうございました。
作品名『架け橋になりたい』
思いがけずこのような名誉ある賞を頂き、本当に光栄です。これからも医学と教育の架け橋になるという初心を忘れず、世界の子どもたちに貢献できるよう一層精進します。この度は誠にありがとうございました。
審査員総評
写真中)北村 聖先生
写真下)真野 俊樹先生
当コンテストの審査員である、一般社団法人 日本医学教育評価機構 常勤理事 奈良 信雄先生、公益社団法人 地域医療振興協会 地域医療研究所 シニアアドバイザー 北村 聖先生、中央大学大学院 戦略経営研究科 教授 真野 俊樹先生より、受賞者の皆さまに向けたメッセージを頂きました。