米国財団法人野口医学研究所

Seminar

第21回 医学交流セミナー

日時

2016年12月3日(土)  10:00~17:30

会場

日本歯科大学 生命歯学部キャンパス

参加費

学生:¥4,000 医師:¥8,000

内容

米国留学を目指す皆さん、そして留学までは考えていないけれども米国をはじめとする海外の医療情報を得たいと思っている皆さん、野口医学研究所主催の第21回医学交流セミナーにようこそ。 
 テーマをHumanity and Empathy in Medicineとした今回のセミナーでは、患者さん中心の医療を海外から学ぶことを目的とした基調講演とスモールセッションを用意しました。得てして知識・技術に重きを置きがちですが、医療は患者のためにあるとの観点からは、人間性や共感が重要であるとの考えは、米国でも重要視されています。もちろんCBTや国家試験でも出題される内容ですので、皆さんが学生の時には十分学んできたことと思います。しかし今一度立ち止まり、医療先進国の米国で実践されている人間性と共感のある医療を学び、自らの医療を考える機会にしてください。米国トーマス・ジェファーソン大学教育担当副学長のPohl教授と医学教育センターのHojat教授による基調講演とディスカッションは、米国における人間性と共感を重視した医療について学ぶよい機会だと思います。さらに現在米国で医療に従事している日本人の先生方には、留学や米国で成功するまでの経緯を交えてセミナーのテーマに沿ったスモールセッションを用意しています。皆さんの参加目的に合致したセミナーになると確信しています。
 さて、2045年は進化を重ねた人工知能が人間より偉くなってしまう時点である、技術的特異点と考えられています。人工知能の進化により仕事の形態が大幅に変わり、現在ある仕事の75%は無くなるか形を変えると予測されています。人工知能では対応できない、ホルピタリティー・マネージメント・クリエイティビティが無いと、その職業は生き残ることが難しいのでしょう。医療者も無条件で残れるとは限りません。診断や手術は人工知能が受け持つことになるかもしれません。しかし、機器では人間性や共感は得られないと思います。
皆さんや次世代の人たちが医療者として社会貢献するためにも、本セミナーを活用していただければ幸いです。

 セミナー後には、講師の先生方を囲んでの懇親会も用意しています。参加者同士の交流を図ることもできます。参加する皆さんにとって有意義な1日になることを信じています。

講師

Mohammadreza Hojat, PhD Research Professor of Psychiatry and Human Behavior Director of Jefferson Longitudinal Study Thomas Jefferson University
/ Charles A. Pohl, MD Associate Provost Senior Associate Dean Thomas Jefferson University
/ Takeshi Tsuda, MD, FAAP, FACC Associate Professor of Pediatrics Thomas Jefferson University

定員・応募申込締切

問い合わせ先

米国財団法人野口医学研究所日本事務局