米国財団法人野口医学研究所

第12回 野口グランドラウンドを開催しました

セミナー

米国財団法人野口医学研究所は、2022年5月11日(水)第12回 野口グランドラウンドを実施しました。

患者さんのバックグランドを捉えるためには公衆衛生学が活用できます。臨床領域ではあまり縁が無い分野ですが、どのようにすれば診療に応用できるのでしょうか?
高齢者施設で現在80件ほどの訪問診療を行っているという中村先生。今回は肥満の外来診療に関して、「医学」だけではなく、「公衆衛生学を踏まえた”生活習慣病”」の視点から解説して頂きました。「痩せましょう、運動しましょう、薬を飲みましょう」という単純な指導ではなく、丁寧なヒアリングを行い、患者さん個々人の背景を深く理解した上で指導することが重要だということを教えて頂きました。

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【第12回目の開催概要】
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◇開催日:2022年5月11日(水)12:30~13:30 
◇講 師:虎ノ門中村クリニック 院長 中村 康宏先生(内科医・消化器内科医)
◇テーマ:生活習慣病管理を立体的に把握するために必要なこと-公衆衛生と当院外来での実践-

■参加者
 東京ベイ浦安市川医療センター
 練馬光が丘病院
 沖縄県立中部病院
 聖マリアンナ医科大学
 野口アラムナイ
 地域医療振興協会

■こんな質問が出ました!
「 外来では無関心期の患者さんも多く見受けられますが、そのような患者さんにはどのように食事指導や行動変容の導入を進められていますか?」
「日本では運動や栄養指導を医師がしている時間がなく、診療報酬もない現状があります。医師以外に指導の依頼をするとなると、日本だと栄養なら栄養士ですが、運動を指導できる役職はありますか?アメリカはこれらの指導は誰がどのようなタイミングで、どのようなサービスを使って行われていましたか?」

■質疑応答も含めて当日の講演内容は、無料アーカイブ配信をしています!
ご参加頂いた方を対象に、過去の講演内容は全てアーカイブ配信をしています。
「当日参加が出来なかった」「また復習をしたい」など配信を希望される方はお気軽にお問い合わせください。

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野口グランドラウンドとは?
野口グランドラウンド(症例検討会)とは、“生涯教育”という概念を基に、卒後1年~指導医まで
全ての医師を対象としたオンラインセミナーのことです。「学び」は学生だけのものではなく、
急激に変化する時代に取り残されないように、生涯を通して行う必要があります。当セミナーでは、
現役の医師たちのスキルアップを図るために、旬の話題をテーマとし、現場で実践できる内容について
お話ししていきます。
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